【代表】冬は必ず春となる!いかなる困難があろうとも粘り強く前を向いて進もう‼

【代表】冬は必ず春となる!いかなる困難があろうとも粘り強く前を向いて進もう‼

近年、新型コロナウィルスによる影響は予想もしなかった出来事でした。想定もしない経験をして戸惑った人もいたと思います。大変な時間を忍耐と努力でよく乗り越え、勝ち越えました。しかし、もう夜明けは近い。希望の春がまもなく開幕します。近い将来、感染拡大は必ずや終焉を迎えます。
先日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機パーサビアランスが火星の着陸に成功しました。その模様はテレビで公開され、火星の風の音まで聞くことができました。赤褐色の火星の地表、かつて湖だったと考えられている場所で生物の痕跡を2年かけて調査するというニュースも報じられています。火星探査機の名前は公募され『忍耐』を意味するパーサビアランスに決定したのです。さらに火星を目指し『ホープ』(希望)もやがて火星探査に向かう事になります。まさに「忍耐」の後に必ず訪れるのは「希望」です。   
青梅ゆかりの文豪、吉川英治氏は「苦徹成珠」(苦に徹すれば、珠と成る)という言葉を残しました。この言葉を好んで使い、人にも送り、自分の書斎の壁にも掲げて「修行の心」としたそうです。次元は異なりますが、吉川英治氏は少年時代苦労を重ね、小学校も中途で退学し、丁稚奉公にだされます。独学で分厚い百科事典を読み、文章を磨いたそうです。「忘れ残りの記」という自叙伝には「およそ自分ほど苦労したものはおりません、などと、自ら言える人の苦労と称するものなどは、10中の10までが、本当の苦労であった例はありません。本当に人生の苦労らしい苦労をした人間は、そんな苦労と戦ってきたようにも見えないほど、明るくて、温和で、そしてどこか雨風に洗われた花の温かみたる、姿のように、さりげない『人らしさ』になるものである。なぜならば、正しく苦労を受け取って、正しく戦ってきた人には、当然そういうゆかしい底光りと香りがその人についているはずのものだからです。」と記されています。大変なこと、困難なことをどのように乗り越えてきたかによって、その後の自分自身の『人間』を作り上げていくという鋭い指摘です。皆さんも大変なコロナ禍を「ピンチをチャンスに!」を合言葉に、自分との戦いを開始したのです。忍耐の時間は決して無駄な時間ではありません。いろいろな悩みや苦難が自分自身を成長させるのです。大事な事は忍耐力を養っていく事です。
さらに自分自身に負けない強い心を持つことです。誰もが苦しく大変な時に努力に努力を重ね自分に勝利したのです。もう少し、あと少し忍耐と粘り強さで、このコロナの感染拡大を乗り切りましょう。やがて、あのコロナ時代の感染拡大の中、自分はこのように戦い、かく勝利したと、自分の歴史に刻もうではありませんか。自分自身の過去最高の戦いを目指していきましょう。皆さんも再度生活習慣を改め、3密にならないように心がけ、うがい・手洗い・マスクは必須です。新型コロナウィルスは人から人へ飛沫感染でうつります。基本を徹底し、油断を排し、絶対に自分も感染しないし、人にも感染させないと注意を最大限にして、乗り越えていきましょう。
19世紀のイギリスの歴史家トーマス・カーライルという人がいます。大変な時間と労力を使い「フランス革命史」第一巻を書き上げ、友人の哲学者スチュワート・ミルが書評を書くために原稿を預かりました。ところがミルのお手伝いさんがその大事な原稿を不要な紙ゴミと勘違いをして燃やしてしまったのです。数ヶ月にも及ぶ執筆の苦闘は一瞬で灰と消えました。ミルは、ぼう然としたそうです。とんでもないことをしてしまったと謝罪にやってきたそうです。カーライルは気落ちして謝罪にやってきたミルを逆に懸命に励まし、さらに翌日には重ねて「友よ、元気を出すのだ。僕は再び原稿に取り掛かるから、気にするな」という手紙を綴りました。実際はカーライルの落胆は大きく、何も手につかなかった日が続いたそうです。しかし不屈のカーライルの戦いはこの艱難を耐え、再び筆を取ると奮起して、半年後に見事に原稿を完成させたそうです。思わぬ苦難にあったときその原因を作った人さえも励ます心の強さは後世の鏡とされ、日本の哲学者にも大きな影響を与えました。内村鑑三という人は「後世の最大遺物」という本の中で、「カーライルのごとく不運にあっても、勇気を起こして、再び取り掛かる必要がある。勇気ある高尚な生涯を非常に尊敬しております」と記しました。こうした感染拡大の中、命がけで戦う医療従事者や社会の生活維持のため頑張る方々には深い敬意と感謝を表します。しかしながら残念なことに医療従事者やコロナに感染した人に対する誹謗中傷が後をたちません。どうか、皆さんはいろいろな思いで大変なことや困難なことに人が苦しむ姿に同苦し、寄り添うような寛大な人に成長してください。
10年後20年後の将来の土台を築いていける挑戦を再び開始しましょう。
必ずくる「栄光の春」へ一歩踏み出す勇気が必要です。希望を失いそうな時ほど勇気が光となり、行く手を照らします。今、最も大切なのは一歩前に踏み出す勇気です。勇気は自分の外にあるものではありません。特別な人だけが持っているものでもありません。勇気は自分の心の中にあるのです。いざという時に勇気を出せる人こそが尊く、偉いのです。自分の基礎を築くのは今、この場所と決めて、希望と勝利の栄光を目指し力強いスタートを切りましょう!

令和4年 4月吉日
ING進学教室
代表 岡田 弘行

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