みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
今日は祝日ですので、授業はお休みですが、中学3年生や小学6年生の受験クラスの人は学力テストやテキストのやり直し大会があります。休みの日ですが、メリハリをつけて勉強していきましょう。
さて、今日も秋の和歌・俳句シリーズです。昨日に続き、秋の情景を思い浮かべる唄の中でも有名な「三夕(さんせき)」を一つずつ紹介します。
「寂しさは その色としも なかりけり 槙立つ山の 秋の夕暮れ」(寂蓮法師)
「このさびしさは特に秋めいた色も含めてどこからというわけでもないことだ、真木の生い立つ秋の夕暮れよ」という意味です。
「三夕(さんせき)」とは鎌倉時代の歌集「新古今和歌集」に収められている、「秋の夕暮れ」で終わる3首の名歌のことです。この歌はその一首です。
三句目に「~だなあ」という意味を表す詠嘆の助動詞「けり」がありますので、三句切れの歌です。
また四句目にある「槙(真木)」とはスギやヒノキなどまっすぐに伸びる、木材としては良質な木を指します。また、これらの木は常緑樹ですので、一年中色みが変わらない木です。
そのような木を見てさえも秋の夕暮れの寂しさは変わらないものだということで、秋の情に訴えかけてくるような寂しさの本質を訴えかけてきます。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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