こんにちは。ING立川教室の山下です。
昨日は、昨日実施した「リアル入試」の言語化を宿題として出しました。
言語化とは、言葉にすることです。
解き方を自分の言葉で完全に説明できる状態にできる
=先生の代わりができる
ということが目標です。
なかなか結果が出ない人は、頭が悪いのではなく、
問題→解答という流れで勉強していることが多いです。
これを、問題→解き方→解答のように、解き方を挟むことで、
理解がより深まり、ミスを劇的に減らすことができます。
例えば、次の問題は、2018年の都立社会の問題の一部です。
ここで、解き方を意識する人は、ア~エの選択肢をいきなり見ることはしません。
こんな感じでしょう。
「まず、Ⅱの資料より、「歳出額が23兆円」か。
次に、Ⅰの資料より、「歳出総額は約97兆円」だな。
ということは、Ⅱの歳出項目の割合は、23÷97×100=約23.7%になるな。
ここで、ア~エの選択肢を見ると、もっとも近いのはイか。」
このように、選択肢を最後の確認として選びます。
だから、ミスが少なくなるのです。
これがさらに速くなると、こんな感じです。
「97兆ってことは、ざっくり100兆とすると、23兆は23%だな。
とすると、イかな。」
学力が高い人は、総じて概算ができます。
だいたいの値の範囲を出す→より正確な値に近づける
こうすると、自分が出した答えとだいたいの値が明らかにずれていた時に、
どこかで間違っていたのではないか、とセルフチェックができます。
これがミスの防止につながります。
テストでなかなか点数が取れないみなさん。
悪いのは頭ではなく、解き方です。
答えを出して終わりにするのではなく、
正しい解き方を覚えていき、それを説明できるレベルにしていけば、
自ずと学力は向上しています。
昨日のリアル入試の結果は、初めとしてはまずまずでした。
これを「常に」合格点を取れる状態になるまで、
深めていきましょう。
ING進学教室 立川教室
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