みなさん、こんにちは！
ING河辺駅前教室、K先生です。
今週前半、関東地方は秋晴れの陽気が続くようです。少し気分転換にお出かけするのも良いかも知れませんね。
さて、秋といえば、読書の秋、スポーツの秋、勉強の秋、といろいろありますが、やはり外せないのは食欲の秋ですね。
秋といえば、山の幸・海の幸限らず色々な旬の食材があります。その中でも、古典落語の題材にもなった食材といえば「秋刀魚」ではないでしょうか。
古典落語の名作に「目黒のさんま」というお話があります。昔、殿様が目黒に鷹狩りにやってきました。そのとき家来が弁当を持ってくるのを忘れ、お殿様は空腹に耐えかねていました。ふと、近所の農家から、秋刀魚の焼けるいい匂いがあたりを立ち込めます。殿様は何の匂いか家臣に尋ね、秋刀魚を食べたいと言い出します。家臣は「秋刀魚は庶民が食べる下魚で殿様が食べるものではない」と思いつつも、命令に逆らえず焼いた秋刀魚を出します。お腹が空いていた殿様は近くの茶屋で初めてさんまを食べました。
脂がのった、ただ焼いただけのさんまがとてもおいしかったそうで、お城に戻ってからもさんまを出すように言いました。
料理人は、なぜ庶民が食べるさんまなのかと思いながらも、殿様のために脂を抜いて、骨を抜いて食べやすくして出しました。
それを食べた殿様は、おいしいと感じるわけもなく、「さんまは目黒に限る」と言ったのだそうです。
目黒では毎年、「目黒さんま祭り」が開催されます。今年は10月9日(日)に開催されるそうです。2019年までは毎年無料で焼いた秋刀魚が振舞われましたが、2022年からは感染症防止の観点から、事前抽選制となり、目黒区民のみが対象となりました。少し残念ですが、近くには1200年枯れることなく湧き水が出ている目黒不動尊もありますので、これを機会に行って見るのも良いかも知れません。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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