みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
肌寒い日が続いています。こんな時は体調を崩しやすいので、寝る前に温かいものを飲むことや、十分な睡眠をとるなど体調管理を心がけましょう。また、乾燥していますのでこまめな水分補給も心がけましょう。
今日からは冬にまつわる和歌や俳句を紹介したいと思います。今日は鎌倉時代の歌集、「新古今和歌集」からです。
「かささぎの 渡せる橋の おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」
作者は万葉集の編纂に関わった歌人としても知られる大伴家持(おおとものやかもち)によって詠まれたものです。「小倉百人一首」の六番目にも収録されており、百人一首では中納言家持(ちゅうなごんやかもち)の名前で通っています。
この和歌の解釈は2つあります。一つは「かささぎが(天の川に)渡した橋に降りた霜が白いのを見ると、夜が更けたのだな(と感じます)」というものです。もう一つは「宮中の御階に降りた霜が白いのを見ると、夜が更けたのだな(と感じます)」というものです。
初句と二句の「かささぎの 渡せる橋」をどうとらえるかによって解釈が変わります。「かささぎの橋」とは、織姫と彦星が再会する七夕の夜に、織姫が天の川を渡れるよう、かささぎ(カラス科の鳥)が翼を並べて作ると言われる想像上の橋のことです。また、宮中(天皇がいる所)を天界と見立てると、「かささぎの橋」は宮中の御階(みはし/階段のこと)を指しているとも考えられます。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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