みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
肌寒い日が続いています。こんな時は体調を崩しやすいので、寝る前に温かいものを飲むことや、十分な睡眠をとるなど体調管理を心がけましょう。また、乾燥していますのでこまめな水分補給も心がけましょう。
今日も冬にまつわる和歌や俳句を紹介したいと思います。今日は平安時代の歌集、「古今和歌集」からです。
「朝ぼらけ 有明(ありあけ)の月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪」
作者は坂上是則(さかのうえのこれのり)です。征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の子孫、坂上好蔭(よしかげ)の子という説があります。三十六歌仙の一人です。三十六歌仙とは11世紀に藤原公任が選んだと言われる和歌の名手36人のこと。是則の他に、小野小町や在原業平、紀貫之などが名を連ねています。
この和歌は「明け方、空がほのかに明るくなってきた頃、有明の月かと思うほど明るく、吉野の里に白々と雪が降っていることだよ。」という意味です。
奈良県吉野郡の吉野周辺は、吉野熊野国立公園に指定されているように、自然の美しい土地で、万葉の昔からたくさんの歌に詠まれてきました。雪をかぶった山々の美しさもさることながら、春には花園山、船岡山、温泉谷のあたりが桜の名所として有名です。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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