みなさん、こんにちは!
ING東大和教室、K先生です。
5月も始まり、もう半ばを過ぎました。月日が過ぎるのは早いですね。
昨日は沖縄・奄美地方でもう梅雨入りが宣言されました。関東地方は、今日・明日は雨の予報です。
昔の人の歌にも、雨や梅雨を歌った歌が多くあります。今日はそのうちの一つを紹介します。
「五月雨(さみだれ)の 晴れ間にいでて 眺むれば 青田(あおた)すずしく 風わたるなり」
現代語の意味は以下のようになります。
「五月雨が止んだ晴れ間に、外に出て眺めてみた青々と広がる田んぼに、初夏の風が涼しげに吹きわたっている。」
作者は良寛(りょうかん)です。江戸時代後期の歌人で、僧侶でもあり、人だけでなく自然にも慈しみの心を持つ人でした。
この歌にある「五月雨(さみだれ)」とは、陰暦の5月、今でいうと6月頃に降る雨、つまり、梅雨のことです。また、「青田(あおた)」とは、稲が青々とよく育っている田のことです。梅雨どきの雨の合間に出る太陽の光を浴びて、稲の田が青々と広がる様子が思い浮かびますね。
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