【ING東大和】夏山の・・・

【ING東大和】夏山の・・・

みなさん、こんにちは!

ING東大和教室、K先生です。

6月も始まり、もう半ばになります。月日が過ぎるのは早いですね。

今日は今までの梅雨空と打って変わって、晴れて新緑がまぶしい日ですね。

今日はそんな夏の緑をうたった歌を紹介します。

 

「夏山の 影をしげみや 玉ほこの 道行く人も 立どまるらむ」

 

 

現代語の意味は以下のようになります。

「夏の山の木陰(こかげ)が生い茂っているので、道行く人も立ち止まっているのだろうか」

 

作者は紀貫之(きのつらゆき)です。平安時代の前期から中期にかけての貴族・歌人です。醍醐(だいご)天皇の命令で古今和歌集を編纂(へんさん)した一人でもあります。また、当時女性が良く使っていた平仮名を使い『土佐日記(とさにっき)』を著しました。

この歌の三句目にある「玉ほこの」は、四句目初めにある「道」を導く枕詞です。この歌は、藤原定国という人物の四十歳のお祝い行事のために、貫之が詠んだ歌だそうです。

 

このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。

 

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