【ING河辺駅前】心なき…

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みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
 本日は朝からあいにくの雨で、地域によっては猛威をふるっています。今日塾に来る人は気をつけてお越し下さい。
 さて、今日も秋の和歌・俳句シリーズです。昨日に続き、秋の情景を思い浮かべる唄の中でも有名な「三夕(さんせき)」を一つ紹介します。

 「心なき 身にもあはれは 知られけり しぎ立つ沢の 秋の夕暮れ」(西行法師)

 「あわれなどわかるべくもないわが身にも、今それはよくわかるものだ。シギが飛び立つ沢辺の秋の夕暮れに」という意味です。
 「三夕(さんせき)」とは鎌倉時代の歌集「新古今和歌集」に収められている、「秋の夕暮れ」で終わる3首の名歌のことです。この歌はその一首です。

 三句目に「~だなあ」という意味を表す詠嘆の助動詞「けり」がありますので、三句切れの歌です。
 初句から二句にかけて「心なき 身にも」とありますが、あわれの感情が作者にないわけではありません。西行法師は僧侶ですから、「本来心乱れない私でさえも、秋の情景はあわれを感じる」という意味が込められています。
 また四句目にある「シギ(鴫)」とは鳥で、飛び立つときに「シャーッ」という鋭い声を上げて飛び立つといわれています。
秋の美しい水の流れに、声を上げて鳥が飛び立った後の静けさともの寂しさが情に訴えかけるような歌です。
 
 このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。

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