みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
肌寒い日が続いています。こんな時は体調を崩しやすいので、寝る前に温かいものを飲むことや、十分な睡眠をとるなど体調管理を心がけましょう。
さて、久しぶりのブログ再開ですが、今日からは近年入試でもテーマとして取り上げられているSDGsの17の項目について、少し触れていきたいと思います。今日は項目1「貧困をなくそう」についてです。
「貧困」とは文字通り、「貧しく、生活することに困っている状態」のことを指します。では、どこまでが「生活することに困っている状態」と言えるのでしょうか。実は貧困と一言で言っても、ある一定の所得(=給料)・消費水準に満たないことを指す「絶対的貧困」や国民全体の所得の真ん中の値を算出し、その半分にも満たないことを指す「相対的貧困」、さらにはお金以外(=教育や精神的な貧しさなど)も加味する「多元的貧困」という考え方もあります。
これらの考え方の一つ「絶対的貧困」の基準として、国際貧困ラインというものがあります。このラインは1日あたりに使えるお金が(食事、水、電気、住むところや着るもの、くすりなどすべて合わせて)1.9アメリカドル(=約200円)という極度に貧しい暮らしをしている人の国際的な基準です。この国際貧困ライン以下の生活を強いられている子どもが世界では6人に1人、約3億5600万人いると言われています。
これら貧困の問題を解決するには、ただお金だけあればいいというわけではありません。国のサービスやインフラ(電気・ガス・水道などの生活に必要なもの)を整える必要があります。食糧不足を解決させるだけでなく、教育や医療も充実した環境を作ることが重要となってきます。貧困状態を解決するためには、支援だけでなく国の設備、場合によっては社会の構造も整える必要があります。
一方では、科学技術による寄与も見逃せません。海の水を飲料水に変える取り組みや、農業技術の革新でより今の地球環境に適した農作物の開発が研究され続けています。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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