みなさん、こんにちは!
ING河辺駅前教室、K先生です。
肌寒い日が続いています。こんな時は体調を崩しやすいので、寝る前に温かいものを飲むことや、十分な睡眠をとるなど体調管理を心がけましょう。また、乾燥していますのでこまめな水分補給も心がけましょう。
今日からは冬にまつわる和歌や俳句を紹介したいと思います。今日は鎌倉時代の歌集「新古今和歌集」からです。
「駒とめて 袖打ち払ふ 陰もなし 佐野のわたりの 雪の夕暮れ」
作者は藤原定家(ふじわらのさだいえ/ていか)という人です。「新古今和歌集」の編纂(へんさん)にたずさわった人の一人で、鎌倉時代を代表する歌人です。
和歌の意味は「馬を止めて、袖についた雪を払い落すことのできそうな物陰もないことよ。佐野の渡し場あたりは、雪の中、夕暮れていく。」というものです。
この句は華やかなるものが何もない、わびしい風情を詠んだ歌ですが、「駒とめて袖うちはらうかげもなし。」でいったん切れることで、あたりを見回し、あたりの静寂さや荒涼たる光景を確認しているような印象を与えています。
また、新古今和歌集で「~夕暮れ」で終わる有名な歌、「三夕(さんせき)」の一つでもあります。
このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。
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