ほととぎす…

ほととぎす…

みなさん、こんにちは!

ING東大和教室、K先生です。

5月もあと5日ほどで終わります。月日が過ぎるのはアッという間ですね。

今日も夏の短歌を紹介します。

 

「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる」

 

 

現代語の意味は以下のようになります。

「ホトトギスが鳴いた方を眺めやれば、ホトトギスの姿は見えず、ただ明け方の月が淡く空に残っているばかりだった。」

 

作者は後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん)です。本名は藤原実定(ふじわらのさねただ)です。詩歌管弦に優れ、平安時代末期の平氏が栄えた時代に大臣の職にありました。

ホトトギスといえば3月から5月にかけて日本に渡ってくるので「夏を告げる鳥」として有名です。そのため「時鳥」などと呼ばれて愛され、文学的にも格調の高い季節を表すものとして扱われています。

 

このブログが皆さんの勉強の息抜きと、ほんのちょっとの知識を提供できれば幸いです。

 

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